「Mara Highland Coffee」は、ミャンマー・チン州の山奥にあるライレンピー町に住む少数民族「マラ族」の農家が生産しました。

About Mara Highland Coffee

マラハイランドコーヒーについて

標高:1,500m

品種:カトゥアイ、カティモール

精製方法:ウォッシュド

農薬等の使用状況:使用なし


■■■ヨイマメ珈琲・ロースター石上さんから…■■■

綺麗な明るい酸質とクリーンな後味が特徴です。

爽やかな甘さもあり、液質が滑らかでシロップのような印象です。

・フレグランス:グリーンアップル、グリーンティー

・フレーバー:アップル、ブラウンシュガー

コーヒーを育てているのはどんなところ?

チン州・ライレンピーという町で育てています。日本から3日間かかる、とても遠い場所にあります。チン州全体は平均標高2,000m前後の山々が連なり、秘境の地とも呼ばれています。ライレンピーは周りを急峻な山に囲まれ、道も悪く、電気は通っていません。最も開発の遅れた地域の1つで、住民の現金収入は年収2~3万円ほどしかありません。また、人口増加に伴い過剰な焼畑が行われ、大規模な森林破壊と地力の低下を引き起こしています。

コーヒー作りのきっかけ

チン州出身のミャンマー人・ウザベッタンとの出会いから、この事業は始まりました。彼は日本で農業を学んだ経験があります。彼とチン州の村落開発事業について話し合う中で、過剰な焼畑の削減と収入向上の両面からの問題解決が必要であることが共通の認識となりました。

無謀な挑戦

「事業としてやるのは難しいな…」これが最初に感じたことでした。チン州のライレンピーは、日本から片道3日もかかる奥地。アクセスは悪く、雨季には雨の影響で立ち入ることさえ難しくなります。普通に考えたら、誰もが「ビジネスにならない」と判断して行かない場所なのです。でも、「自分たちの故郷を何とかしたい」という地域の皆さんの強く熱い想いに触れ、「やらないわけにはいかない」そう心を動かされました。

合言葉は、自分たちのマラ地域に誇りを持とう!

そうして2018年にコーヒープロジェクトは開始しました。「貧しいから支援してほしいと言うのはもうやめよう」「誇りある地域にしたい」というウザベッタンの想いと、地域の皆さんの熱意により大きく広がりつつあります。

このマラハイランドコーヒーは、「自分たちのマラ地域に誇りを持とう!」を合言葉に、生産者がプライドを持って、大自然の中で育てたコーヒーです。

マラハイランドコーヒーが叶えたいこと

地域でコーヒー生産が活発になって流通させることができれば、現金収入が増加し、生活水準が向上します。今まで後回しになりがちだった医療費や学費などにお金を使えるようになります。また、コーヒー栽培の普及により移動式焼畑農業が減少することで、環境保全にも貢献ができます。

厳しいミャンマー情勢の中、日本のみなさまへお届けするため、
地域の皆さんはコーヒーを大切に育てています。

ぜひ、ミャンマーコーヒーをお楽しみください。